ニンガルー・コースト (自然遺産:2011年登録)
ニンガルー・コーストは、西オーストラリア州北西部の海洋域を含む約60万ヘクタールにおよぶエリアです。海洋生物の宝庫・ニンガルー海洋公園と、荒々しい大地に野生の動植物が生息するケープレンジ国立公園を有し、海と大地両方の秘境を体験できる手つかずの大自然エリアです。
海の秘境ニンガルー海洋公園は、ビーチから歩いて行くことができる珊瑚礁(ニンガルー・リーフ)が海岸線に260kmも続く、世界でも珍しい公園です。透き通るように美しいターコイズブルーの海には、ウミガメ、マンタ、ジュゴンなどの海洋生物、200種類以上の珊瑚、500種類にも及ぶ魚が生息しています。また、毎年4月から7月初旬にかけてジンベイザメがやってくることでも知られています。シュノーケリング初心者でもジンベイザメと一緒に泳ぐことが可能で、世界中から多くの観光客が訪れます。
陸の秘境ケープレンジ国立公園は、5万ヘクタールの広さに、高さ300メートルを越す石灰岩の荒々しい岩肌を見せる峡谷、洞窟、鍾乳洞に様々な野生の動植物が生息する自然の楽園です。冬の終わりから春にかけて、この地でしか見ることのできない固有種を含め630種類を越すワイルドフラワーが岩肌に咲き誇ります。
アクセス:パースからカンタス・リンクにて、ニンガルーリーフへの玄関口、エクスマウス(リアマンス空港–Learmonth Airport)へ
ニンガルーリーフの楽しみ方